各宗派の思想(天台宗・真言宗の法話から)

各宗派の思想(天台宗・真言宗)

今の宗派に深い影響を残す天台宗、真言宗

宗派のはじまりとなった法相宗、三論宗、倶舎宗、成実宗、華厳宗、律宗の6つの宗、いわゆる南都六宗(なんとりくしゅう)ですが今も存続しているのは、法相宗、華厳宗、律宗の3宗だけなんです。

ところがこれらの宗は信仰としてよりもどちらかというと学問的だったようで、そのため葬儀についても特別なやりかたというのは方針を定めてはいないそうです。

しかし、律宗においては、江戸時代に真言宗に組み込まれた経緯があることから、その影響を受けたことが、題目を入れないお墓から見てとれるようです。

さて、宗派はさらに増えていきます。平安時代に入り、806年、円、密、禅、戒の4宗を総合して天台法華宗、いわゆる天台宗を唐に渡った最澄が開きました。天台宗は厳しい行が伝わっており、峰々を毎日歩き回る回峰行や、長い年月山にこもる籠山(ろうざん)などがありますが、千日回峰などはよくニュースでも目にしますね。天台宗は密教を含んでいましたがその後の真言宗などの影響を受けて台密と呼ばれる密教を栄えさせました。

天台宗からは法前、親鸞、日蓮など新たな宗派を開いていきます。天台宗は妙法蓮華経、いわゆる法華経の信仰を広め、これをもとに菩薩戒、顕教、密教、禅法などを合わせた総合仏教を説き後世の思想界に大きな影響を与えました。

密教とは、釈迦が説いたとされる顕教に対する教えで、ある儀式を受けたもの以外には示してはならないとされたことから“秘密の教え”とされたと言われ、法身仏である大日如来が直接説いた「我々も身・口・意の三密行の実践により即身成仏することができる」という、つまりは言語では表現することのできない悟りを伝える教えです。

天台宗では「南無宗祖根本教大師福寿金剛(なむしゅうそこんぽんでんぎょうだいしふくじゅこんごう)」と唱えますが、たいていは「波阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」と唱えています。さて、真言宗は空海が唐に渡り密教に基づいて開いた、真言密教とも呼ばれる教えです。空海は教えを広めたあと、布教活動とともに福祉活動や、橋を架けるなどの社会事業にも尽力し835年、高野山に入寂します。現世利益にふさわしいものとされ、皇室や貴族の間に歓迎され縁を深めました。

これらの天台宗、真言宗が、山岳参拝と結びつき、修行道のスタートになったとされているそうです。「南無大師遍昭金剛(なむだいしへんじょうこんごう)」と唱えますが、醍醐派、御室派、智山派、豊山派それぞれで唱え方も変わってきます。

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